大谷翔平物語のWBC編は、メジャーリーグでのチームメイトでありMVP3回のマイク・トラウト選手から三振を奪って1点差を守り切るというストーリーで幕を閉じた。
ここにいたるまでWBCではたくさんのドラマがあった。当初実績も不十分で活躍できるか半信半疑だった、日系アメリカ人L.ヌートバー選手の日本愛と活躍。今大会不振で批判されていた、村上宗隆選手の準決勝での劇的な逆転サヨナラ打、決勝での一点先取された後の同点ホームラン。聞き慣れないチェコ代表チームに所属する、電気技師や金融トレーダーや学校の先生の素晴らしいプレー。書ききれないほど楽しい時間だった。
そして、改めて現実に引き戻されて考えるのが、会社でもこんな日々を送りたいということ。たしかにスポーツやドラマのように短い時間に凝縮された、濃密な時間と感動を味わうことは難しい。しかし、大谷選手のように常に自分自身に目標を課し努力し続ける人と、その周りで数々のドラマを生み出す人々がいれば、長い会社生活で物語を楽しむことはできる。
(総務部 I)